京都フルーツ
国宝 一遍聖絵と時宗の名宝
京都国立博物館で昨日、特別展
『国宝 一遍聖絵と時宗の名宝』が
始まりました。
踊り念仏で知られる
時宗の祖、一遍上人が
全国を渡り歩きながら、
教えを説いて回る様子が
全12巻に描かれた国宝 一遍聖絵。
詳しいことは わかりませんが、
一遍上人が亡くなった10年後に
作られたもの
(ちゃんとした年を忘れましたが
1200年代なので
少なくとも800年以上前)を、
いま展覧会が開けるレベルで
保存されている、ということが、
まず驚きです。
もう一つが「脚注」。
絵巻に登場する場面について、
短い説明が付いているわけですが、
「この簡潔な説明を載せるためだけに
これまでにどれほどの研究が
為されてきたのだろう」と思うと、
その情熱や労力に
クラクラとしました。
その脚注の部分で「時衆」と
書いている箇所があり、
私は誤植を見つけてしまったと
内心ほくそ笑んでいたのですが、
あとで図録を読んでみたら、
もともと「時宗」というのは、
宗派を指すのではなく、
信仰する民衆のことを指し、
「時衆」と表されていたものが、
江戸時代あたりから
宗派を指す「時宗」が
使われるようになったと書かれていて
私は恥ずかしくなりました。
浅はかな知識しかない人ほど、
本質とはズレた批判精神を
持っているものですね。
『一遍聖絵』以外にも、
見どころだらけの特別展です。
いつでも行けると思っていたら、
知らずうち終わっているのが展覧会。
是非見に行きましょう。
そして脳汁の出まくる図録♪
最高です❤︎
『国宝 一遍聖絵と時宗の名宝』が
始まりました。
踊り念仏で知られる
時宗の祖、一遍上人が
全国を渡り歩きながら、
教えを説いて回る様子が
全12巻に描かれた国宝 一遍聖絵。
詳しいことは わかりませんが、
一遍上人が亡くなった10年後に
作られたもの
(ちゃんとした年を忘れましたが
1200年代なので
少なくとも800年以上前)を、
いま展覧会が開けるレベルで
保存されている、ということが、
まず驚きです。
もう一つが「脚注」。
絵巻に登場する場面について、
短い説明が付いているわけですが、
「この簡潔な説明を載せるためだけに
これまでにどれほどの研究が
為されてきたのだろう」と思うと、
その情熱や労力に
クラクラとしました。
その脚注の部分で「時衆」と
書いている箇所があり、
私は誤植を見つけてしまったと
内心ほくそ笑んでいたのですが、
あとで図録を読んでみたら、
もともと「時宗」というのは、
宗派を指すのではなく、
信仰する民衆のことを指し、
「時衆」と表されていたものが、
江戸時代あたりから
宗派を指す「時宗」が
使われるようになったと書かれていて
私は恥ずかしくなりました。
浅はかな知識しかない人ほど、
本質とはズレた批判精神を
持っているものですね。
『一遍聖絵』以外にも、
見どころだらけの特別展です。
いつでも行けると思っていたら、
知らずうち終わっているのが展覧会。
是非見に行きましょう。
そして脳汁の出まくる図録♪
最高です❤︎