お願いフルーツ「その他」

読書フルーツ『日本の祭り大図鑑1』

読書フルーツ『日本の祭り大図鑑1』
2019年 読書その71
『日本の祭り 大図鑑1
病やわざわいをはらう祭り』

日本全国のお祭りを紹介する
シリーズ第1弾。
病や災いを祓うお祭りを
取り上げています。

小学生向けの30ページにも
満たない、とても「大」とはいえない
「大図鑑」ですが、
小学生が その世界への扉を開くには
このくらいが
ちょうどいいのかもしれません。

この30ページで
「面白い」と思えれば、
次はもう少し詳しく書かれた
60ページものを読むかもしれない。

ところが、
最初から ぎっしり350ページとか、
そういう本をあてがってしまうと、
「無理っ!」と投げだして
しまうかもしれません。

世界への扉は
開けやすく入りやすくしておくほうが
いいに決まっているんです。

ところが、
つまらない職人の世界は、
自分の仕事に値打ちを付けたいから
入り口を開けにくく、
入りにくくしてしまっています。

私がかつて、
少しばかり手伝ったことのある
映像の世界の人も、その意味で
本当につまらない人でした。
いやなことを
思い出してしまいました。

『日本の祭り大図鑑』は
それこそ、「民俗学」とかに
興味がある子供たちにとって、
格好の入口に
なるんじゃないでしょうか。

京都の祇園祭のことも、
割と詳しく書いています。

子供でも大人でも、
何歳からだとしても、
「その時点」が いちばん若い。
というのは黒柳徹子さんの言葉。
この言葉を胸に、これからも、
いろんな扉を開いていきたいですね。

職人が妙な値打ちを付けている
つまらない扉以外は。
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