お願いフルーツ「その他」

読書フルーツ『教科書に出てくる遺跡と文化財を訪ねる3』

読書フルーツ『教科書に出てくる遺跡と文化財を訪ねる3』
2019年 読書その76
『教科書に出てくる
遺跡と文化財を訪ねる3武士の時代』

遺跡と文化財を訪ねるシリーズ、
1は縄文弥生古墳時代
2は飛鳥奈良平安時代でした。
このシリーズは
コンパクトに重要なところが
まとまっているのが嬉しい反面、
紹介されていない重要な部分が
とても多いのが、最初は「難点」だと
思っていたのですが、
読んでいるうちに、
これは「わざと」なんじゃないかと、
思うようになってきました。

わざと ちょっと物足りない感じに
しておいて、
自分の興味に従って、
あとは掘り進めていってくださいね、
っていうことなのかもしれません。

そうだとすると、
私は まんまとその策略に
嵌められてしまったようです。
ずっと京都のことにしか、
興味がなかったのですが、
京都を全体としてみるのではなく、
あくまで部分として京都をみると、
また そのおかげで、
京都が面白くなった気もします。

それにしても、
子供の頃に習った頃には
気づくことができなかったこと、
例えば 伊能忠敬の作った日本地図が
いま私たちがよく知る日本地図と
ほとんど見た目が同じであることに
いま改めて震えていますし、
細かいところでいくと、
「平安時代の後半になると、
武士が力をもつようになる」と
書かれているけど、
そうではなくて、
武士が力をもつようになったから
平安時代が終わったんじない?とか、
そういうことに
気づけるようになったのは
大人になった証かなと思ってます。
TOP