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京都観世会館の面白能楽館

京都観世会館の面白能楽館
昨日は京都観世会館へ
『面白能楽館 恐怖の館』を
観に行ってきました。

組曲「こんなはずじゃなかった」は
人間の怨念の怖さが際立つ
3つのお話がメドレー形式で上演され
私にとって これが
能初体験となりました。

シテ方(主役)の所作は艶があり、
一連の流れるような動きは
何かに似ているなぁと、
思っていましたが、
終わってから気づきました。

武藤敬司のプロレスと同じなんです。

武藤が能のことを知ってるかどうかは
わかりませんけど、
武藤の動きに艶があるのは
そうか!能っぽいのか。と
合点がいったのでした。

古くから
人が色気を感じる「動き」には
何かしら法則があり、
美しさや艶っぽさを追い求めた結果、
能と武藤のプロレスは
似たところに
辿り着いたということなのでしょう。

本当は長男と
一緒に来るつもりでしたのに、
サブタイトルが「恐怖の館」なので
怖がりの長男が嫌がったため、
私1人で能観賞デビューでした。

館内には
いろんな体験コーナーがあり、
お能を身近に
感じることができるように
なっておりました。

こういう企画は
20年ほど前には無かったことらしく
最近になって 似たような企画が
増えているのは やはり、
「危機感」にほかならないと
思うのですが、それにしても、
満員御礼大賑わいの館内の雰囲気に
正直驚きました。

もっともっと、
ポピュラーなものに
なっていけばいいのに。

それにしても、
体験コーナーで
ピンクのワンピースを着た女の子が
鬼の能面を被りながら
ピースしてるのは
微笑ましくもありましたが、
何か 女性の怖さのようなものを
象徴している気もしたのでした。




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