京都フルーツ

読書フルーツ『白洲正子と歩く京都』

読書フルーツ『白洲正子と歩く京都』
2019年 読書87
『白洲正子と歩く京都』

河合隼雄さんとの対談で知った
白洲正子さんなんですが、
なんか 出会うべくして出会った、
といいますか、
もうお亡くなりになっているんですが
この方の一言ひとことが、
とてつもない切れ味で
私に迫ってくるんですよね。

このような方と
対等に渡り合えるようになりたいと、
いまやそれは叶わぬ夢なのですが、
この方と 同じ視座で
物事を語ってみたいと
生意気にも思ってしまったのです。

思えば
十五代 樂吉左衛門さん、
現在は樂直入を名乗っておられますが
樂さんに取材させていただいたとき、
「作品を好きか嫌いか」が大事だと。

で、
好きなら なぜ好きなのか?
どこが好きなのか?
というところを突き詰めていけば
よいというようなことを話しておられ
私は芸術への向き合い方が
なんだかとても楽になった
(シャレではない)のですが、
そういう意味で いまは、
好きだと思った白洲正子のことが
どうして好きだと思ったのか?を
探っている途中です。

正直 この本に関していうと、
少し前に読んだものですから、
内容をちゃんと覚えてないんですが
白洲正子は白洲正子やったという
感想を抱いたことは覚えています。

次に何か読んだときは
もう少し 丁寧に自分の「好き」を
言葉にしたいと思います。
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