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片山ブレイカーズin磔磔を観てきました

片山ブレイカーズin磔磔を観てきました
片山ブレイカーズのライブを観に
磔磔へ行って参りました。

片山ブレイカーズは
正式には
片山ブレイカーズ&
ザ☆ロケンローパーティといいますが
メンバーの誰も自分のバンドのことを
そのようには呼びません。

ですから
片山ブレイカーズと私が呼んでも
差し支えはなかろうと思います。

昨日はドラム担当斉藤慶司くんが
脱退する前の最後のライブ。
慶司くんが片山ブレイカーズで
ドラムを叩くのは昨日のライブが
最後ということでした。

セットリストも全部昨日は
慶司くんが決めたそうです。
全部で25曲くらいは
やったんじゃないでしょうか。
その割には あっという間に
ライブが終わりましたのは、
おそらく余計なお喋りが
なかったからでありましょう。

ロックンローラーはあのくらい、
寡黙なほうがいいと思います。

片山ブレイカーズは
もう結成20年ですかね。
結成当初から よく知っていますし、
いまに至るまで、
メンバー交代を繰り返しており、
そのたびに違うバンドのように
生まれ変わってきておりますが、
誤解を恐れずにいうと、
やってることは ずっと一緒ですね。
なんにも変わってないです。

お客さんの煽り方とか、
ライブの持っていきかたとか、
ライブに対する姿勢とか、
音楽との向き合い方とか、
そういうのが
全くブレずに変わってません。

いろんなことがあり、
当人たちを取り巻く環境が
変わってきてはいますし、
メンバーも変わっていますので、
その範囲での変化は
もちろんあるのですが、
それでも やってることは同じなので
観ているこちらも
とても不思議な感じがするのです。

なぜかといえば、私が、
大学卒業してから、
なんとなくバンド続けてた頃も、
付き合っていた恋人に
九条の公園でおもいきり
ビンタされたときも、
大阪にいる好きな人のことを
追いかけていたときも、
いまの会社に
勤めるようになったときも、
お付き合いしていた恋人と
三ヶ月ほどで
結婚することになったときも、
長男が産まれたときも、
次男が産まれたときも、
会社勤めが辛くて辛くて、
11階建てのマンションの11階から
地上をなんとなく
見下ろしていたときも、
あかん、キリがない。

とにかく、
いつもどんなときにも、
「夢の様な人生でございますよ!」
とライブ終盤で叫んで、
俺たち ここにいることこそが、
至福の悦び!っていう顔をしながら
ライブをしてる。
たぶん、あの顔はSEXしてるときと
同じ顔なんだよと思ったら、
そうか、あの顔に見つめられながら
彼女は身を任せたり、
自分から動いたりするのか、
と考えてみたりするのです。

磔磔の舞台の男の恋人の
視線の先の雨雫の唄

慶司くんのドラムでしか、
表現できなかった
片山ブレイカーズがあり、
いっぽうで、
誰が叩こうが同じ、
片山ブレイカーズの表現があります。
これからも 同じ悦びの顔で
ロックンロールを続けてください。

写真はPAの鶴田さんです。
磔磔の音を作る職人さん。
来年2月17日の涌井大宴会でも
お世話になります。
よろしくお願いします。
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