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読書フルーツ 『大野晋の日本語相談』

読書フルーツ 『大野晋の日本語相談』
2019年読書100
『大野晋の日本語相談』

日本語に関する疑問質問に
日本語学者の大野晋さんが
答えるシリーズの書籍化。
確か朝日新聞系の何かで
連載されていたのでは
なかったかしら。

日本語って美しいんです。
どうして美しいのか?って
僕は答えられないので、
答えられるようになることを
人生の目的にしていますけども。

大野晋さんがおっしゃるには
日本語がダメになることは、
それは日本がダメになることに
繋がると。
確かそんなことを言ってたなぁと
ちょっと確認してみたら、
「判断力、思考力、伝達力、
想像力、創造力、ひいては国力も
日本語力に比例する」と
おっしゃっています。

日本なんて大きな話になると、
私には及びもつかないことなので
書きませんが、
もう少し身近なところ、
ラジオ業界に当てはめてみますと、
これは 驚くほどしっくりきます。

ラジオ業界が斜陽と呼ばれている、
その原因の一つとして、
間違いなく「日本語力の低下」が
あると思います。
ラジオに携わる人間の
日本語力の低下は甚だしいです。
恥ずかしながら自戒を込めて、
ということにはなりますが。

「この原稿は○○様が
お作りになられた完全なもので
あるからして、君のような
下等な人間がいじっては
ならぬのである」と、
言葉にしなくても、
要はそういうことが
まかり通ってしまいますから。

さてさて、
これからどうなっていくのでしょう。
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