お願いフルーツ「その他」

読書フルーツ『前田の美学』

読書フルーツ『前田の美学』
2019年 読書106
広島カープの孤高のサムライ、
前田智徳は 私にとって、
最も「男」を感じる人です。

プロ野球が好きで、
なかでもカープは昔から、
飾らない、いぶし銀な、
泥臭い感じの選手が多く、
そのチームカラーが好きなのですが、
(赤が好きという意味でもある)
前田は その中でも別格です。

たぶん近くにいたら、
めんどくさいタイプですけど、
遠くから見る分には
こんなにファンサービスを
徹底している選手はいません。

ファンサービスというと、
新庄みたいな派手なパフォーマンスを
思い出す方も多いと思いますし、
あれはあれで素晴らしい。
でも 本来、プロ野球選手は
起きてる間、ずっと野球のことを
考えて考え抜いて、
打者なら一打席に命を賭けるくらいの
そのくらいの覚悟を見せてくれるのが
最高のファンサービスだと
思うのです。

前田は それを最も体現している
選手だったように思います。

もう引退してずいぶんと経ちますが
この本を読んで改めて、
現役時代、ケガと戦いながら、
理想のバッティングを
追い求め続けたその姿に
どれだけ勇気づけられたかを
思い出しました。
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