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2019年 読書108
『大人にはわからない日本文学史』

樋口一葉、石川啄木、夏目漱石、
二葉亭四迷ほか、
過去の文学作品を現在に呼び出し、
現在の小説に過去へ行き、
古典作品と交流させる、
というようなことが
書いてあるのですが、
まぁ、古典作品と現代作品を比較して
なんやかんやと書いてました。

文学史なんて高校受験のとき以来、
ずっと放ったらかしに
してきたことなので、
書いてあることは
わからないことと
忘れていたことだらけで、
タイトルにある通り、
本当に大人にはわからないのか、
私がアホなだけなのかは
わかりませんが、
難しいことが書いてある割に
ぐんぐん読んでいけました。

樋口一葉と伊藤比呂美を
比較している箇所があり、
そこに抜粋されていた
伊藤比呂美の文章が
とてもとても迫ってくるものがあり、
私は これで はじめて、
伊藤比呂美を知ったのですが、
これから ちょっと
追いかけてみようと思いました。

そんなことがあった翌日だったか、
日本経済新聞の
詩人を紹介する記事で
伊藤比呂美が
ピックアップされていたのには
驚きました。

やっぱり私と世界は繋がっている。