京都フルーツ

私の思い出のキャンプを観てきました

私の思い出のキャンプを観てきました
昨晩は三条会商店街で
音楽イベントが開催されていて、
三条会商店街のテーマを
歌っている「私の思い出」が
キャンプをしていました。

※「私の思い出」は
現存する唯一の
アドベンチャーロックバンドなので
「ライブ」のことを
「キャンプ」といいます。
故にこの文章に出てくる
「キャンプ」は全て
「ライブ」のことです。
ガチの「キャンプ」の方だと思って
読むと全く意味がわからないので
ご注意ください。

思い返せば、
昨年も同じイベントで
「私の思い出」はキャンプを
敢行しておりましたが、
その同じ日、同じ会場では
α-STATION DJの佐藤弘樹さんが
トークショーに出演されていました。

佐藤弘樹さんは
今年6月にお亡くなりになられたので
いつもとは違う感情も抱きながら
昨日は「私の思い出」のキャンプを
観ておりましたが、
「私の思い出」のキャンプは
いつもと変わらず、
破天荒で型破りでありながら、
稽古の積み重ねを感じられる、
東西のバンドマンならば、
誰もがお手本にすべき「キャンプ」
でありました。

昨今は 有名なミュージシャンが
「音楽家は政治的発信を
してはダメなのか」といったことを
やたらと声高に叫んでおられ、
それ自体を私は全く悪いこととは
思っておらず、むしろ、
そういった表現が 一つの表現として
しっかりと認められる世の中に
なってほしいとは思っておりますが、
「私の思い出」のキャンプを
観ておりますと、
なんのメッセージ性もない表現の、
なんと美しいことか、と思いました。

とにかく会場はピースフルな
空気に包まれており、
その空気に「私の思い出」の
メッセージ性の無さが、
このうえなくマッチしておりました。
いや、そんな「私の思い出」の
キャンプであるからこそ、
ピースフルな空気が
醸成されていったのでしょう。

かといって、
「私の思い出」には
鋭利な刃物のような危うさもあり、
それも魅力なんですよね。
まぁ、それは 髭が関羽のように
なりつつある、
見た目がブルーザーブロディに
近づいた登山隊長の風貌による
ものかもしれませんが。

メッセージ性なんかなくっても
尖れるんですよね。
別にメッセージ性のあることを
否定しているわけではないんですが。

それにしても
ピースフルな空間でした。
TOP