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お寺で自撮りシリーズ 聖護院

お寺で自撮りシリーズ 聖護院
お寺で自撮りするのも趣味です。
どうしてそんなことをするのか、
っていう質問は
セクシーではありません。

秋の特別公開を開催している聖護院へ
ふらっとお参りしてみたところ、
こちらは お寺の方が、
庭園(聖護院では道場という)や
襖絵、仏像などについて、
丁寧に解説しながら
案内してくださるので、
流れに身を任せながら
正しく拝観できたように思います。

市松模様の道場(庭のこと)には
門主さんの遊び心で
至るところに猫の置物が置いてあり、
厳しい修行などというものは
それなりに洒落がわからないと
耐えられるものでは
ないのかもしれません。

光格天皇が仮住まいしていたため、
使者が謁見を
待つための部屋なんかもあり、
そこの襖絵には
中国の故人の物語が
描かれておりました。
スマートフォンも
新聞も雑誌もない時代、
待ち時間を持て余さないよう、
工夫されたものらしい。

そこに太公望が周王を待たせて
延々と釣りに興じる場面を
描いているのも
なんか洒落が効いてていいですよね。

今回の特別公開では
光格天皇の養母 盛化門院の念持仏が、
確か薬師如来だったと思いますが
初公開されておりました。

念持仏というのは
普段から身の回りに置いて
拝む仏像のことですから、
サイズも小ぶりで
身の丈30cmほどなのですが、
なんとなく、
人形を愛でるように
可愛がりながら
拝んでおられる姿を思い浮かべ、
微笑ましくなりました。

普段は自撮りしかできないのですが
今日はお寺の方が
山伏との2ショットを
撮ってくださいました。
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