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蹴上と源義経

蹴上と源義経
源義経は
なかなか血の気の多い男やったそうで
恐ろしいエピソードがあります。

義経が奥州平泉へ向かう際、
現在の「蹴上」のあたりを
通りましたところ、
馬に乗った平家の武士9人が
通りかかりました。

武士たちが乗っている馬が
水溜りを蹴り上げたところ、
跳ね上がった水で、
義経はびっちゃびちゃになり、
「これがホントの水も滴るいい男」
ってか、などという余裕はなく、
烈火の如く怒り狂い、
武士たち9人を斬り捨てたそうです。

馬が水溜りを蹴り上げたことから、
ここを「蹴上」と呼ぶようになった、
という説がありますが、
そんなピンポイントなところが
地名になったりしますかね。

斬った義経でも
斬られた平家の武士でもなく
主役は ただの馬ですよ。
どうもこの説は不自然な気がします。

久しぶりに来てみたら、
「ねじりまんぽ」の入口に
観光案内板ができておりました。

東京遷都(京都の人は
遷都とは言わないらしいけど)以来、
衰退した京都の町を蘇らせた
琵琶湖疎水事業の舞台です。

なんにもない場所と思いながら
歩くのか、
どんな歴史があった場所か、
知って歩くのか、それだけで、
見える景色が変わるものです。



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