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読書フルーツ 『竹久夢二詩画集』

読書フルーツ 『竹久夢二詩画集』
2019年 読書128 『竹久夢二詩画集』

竹久夢二は
太宰治と並ぶレベルで
くずやと思うんですけど、
悔しいかな、くずの天性の才能って
とてつもないものがありますよね。

こういう人たちが存在するおかげで
たいした才能のない人間まで、
くずの部分だけ真似ようとしちゃう。
つくづく罪な奴らですよ。

竹久夢二なんて、
絵が描けて そのうえ詩も書けるから
合わせ技の詩画も
いろいろと残ってるわけですが、
くずやと思う反面、
そりゃあ モテますわな、とも
悔しいかな納得してしまいます。

なんか、
グッと惹きつけられる
力強い技をもっていますよね。
その力強さが、
わかりやすく、力強さとしては
作品に出てきませんが、
あれは 絶対に
力強さなんやと思うんです。

どちらかというと、
奥底に潜む力強さこそ、
我々は真似しないといけないのですが
表面のくずの部分ばかり、
真似てしまうのは、
それが楽だからなんですよね。

楽することの言い訳のために
表現をするような、
自称アーティストの皆さんには
そのことを
肝に銘じていただきたいものですが、
まぁ、伝わりませんわな。

ともかく、
私はそのことをしっかりと
自らに言い聞かせねばなりません。
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