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読書の記録『三国志の知恵』

読書の記録『三国志の知恵』
何年かに一度やってくる
三国志ブーム。
昨年は東京と福岡で
『三国志展』があったことで、
世間的にも三国志が
おおいに盛り上がりましたので、
私も便乗して、
久しぶりに学生時代以前に
購入した三国志本を
読み漁りました。

この『三国志の知恵』も
高校生の頃に買ったものです。
当時、この講談社現代新書が
私のなかではちょっと背伸びして
手を伸ばす本という立ち位置にあり
(岩波新書は高いところすぎた)
けっこういろいろ買ったんですよね。
ヒトラーの本とか。

ほかはたいがい、
買って満足しちゃったけれど、
この本はしっかり読み込んでいて、
改めて二十数年ぶりに読んでみても
「はいはい、そうそう」と
既視感を覚えました。

たぶん、
世の中に存在している
数少ない天才と呼ばれる人は
一度めに既に
既視感があるんでしょうね。
天才ではない私たちが、
天才に近づくためには、
既視感を覚えるほどに、
繰り返し繰り返し反復すること。
これしかないのです。

そんなことを
改めて考えさせてくれました。

それにしても三国志は面白い。
三国志を面白いと思う方なら、
たいがいこの本は面白いと思うはず。
問題は三国志好きの裾野を
広げることができる本か否か、
ということですが、
とにかく好きなものですから、
そんな冷静な判断ができません。

好きな女の子を好きなように
三国志を好きでいるみたいです。
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