京都フルーツ

令和2年1店めの「1人目の客になれた話」

令和2年1店めの「1人目の客になれた話」
涌井慎です。
趣味はオープンしたお店の
1人目の客になることです。

今年も変わらず、
新規開店を
祝っていきたいと思います。

本日、
いつもの開店閉店ドットコムを
調べておりますと、
嵐電山之内駅のすぐ近くに
中華料理屋がオープンすることを
知りました。

既に四条烏丸にある職場に
向かっておりましたが、
情報を見つけてしまった以上、
これは行くしかありません。
趣味とはそういうものです。

ちなみに、仕事を
サボっているわけではありません。
念のため、
それだけは書いておきます。

しかし昨晩、
困ったことが起きました。
私はお好み焼き屋で、
べた焼きモダン大盛りを
漫画を読みながら
1人黙々と食べることも
趣味にしているのですが、
昨日、それをして至福を感じ、
店を出たら
自転車が撤去されておりました。
天国から地獄へ
突き落とされた気持ちになりました。

自転車は昨日のうちに
取り戻したのですが、
今日オープンするお店に
駐輪場が無かったら、
ひょっとすると私は二日連続で
自転車を撤去されるかもしれない。

あんなものに
二日連続で2300円も
支払っていられるかい!
というわけで、いったん自宅に帰り
山之内駅まで歩くことにしました。

11時オープンということなので、
10時20分に到着できるよう、
自宅を10時に出発しました。
昨年の活動により、
「40分前に到着すれば、
大概の店は1人目になれる」
ということを私は知っています。

2月17日(月)の
涌井大宴会in磔磔での演目
「文字を失う男」の稽古をしながら
山之内へ歩いていくと、
本当に駅前にその店はありました。
駐輪場っぽいスペースはありましたが
果たしてそこに客が
自転車を停めてよいかは
わかりません。
※さり気なく宣伝を入れました。
「涌井大宴会」はとても面白いので
是非お越しください。

中華料理屋って、
看板の佇まいでなんとなく、
本格的かどうか、
わかるじゃないですか。
なんとなく紹興酒っぽかったら
だいたい本格的です。

「本格的」かどうか、というのを
私は中国人がやってるかどうか、
で判断しています。
中国人がやっていても、
本格的じゃないお店もあるでしょうが
そこまで繊細な違いは
私にはわかりません。

外で待っておりますと、
女性スタッフが
声を掛けてくださいました。
10時35分頃。
オープンを待っていることを
告げますと、
「中でお待ちになりますか?」
カタコトでない日本語でした。

お言葉に甘え、なかに入ると
綺麗な肌色のテーブル、
茶系のピカピカした床。
私の知っている
本格的な中華料理屋は
だいたい床がヌルヌルで、
テーブルは
テカテカした黒テーブルでしたが、
ここは本格的中華料理屋の常識を
覆すようなお店なのかもしれません。

本格的な中華料理屋は
メニューが全て中国語で、
しかも料理がやたら高い、
という可能性があるのですが、
幸い、このお店は
メニューが日本語でも書いてあり、
値段も良心的なものでした。

ひょっとするとこのお店は
本格的な中華料理屋では
ないのかもしれないと思いましたが、厨房から聞こえてくる
店主らしき男性の声は
間違いなく中国語でした。

中国語ってなんとなく、
カクカクしているうえに、
中国語を話す男性って
声が大きいので、
罵声を浴びせているように
聞こえるのですが、
おそらく普通に
会話しているのでしょう。

味も本格的な中華料理屋でした。
ラーメン定食、おいちかったよ。
嵐電山之内駅前に本日オープンした
中華料理「京華苑」の
1人目の客は私です。

しまった。
レシートもらい忘れた。
TOP