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1月10日の新聞コラム「イラン人は古典を大切にする」

1月10日の新聞コラム「イラン人は古典を大切にする」
涌井慎です。
趣味は新聞各紙のコラムを
読むことです。

1月10日。
「自然を支配する」「生産力をあげる」「欲望を満たす」。この三つを絶対の善だとしてまい進したのが現代文明。昨年世を去った哲学者の梅原猛さんはこう説いた上で、その方向は誤りだったと指摘した。(秋田魁新報引用)

なんと1970年代に
執筆したものだそうです。
人間はこの50年ほどのあいだ、
何も進歩していないようです。

「東奥日報」には
NHKのラジオ番組における
小学生の訴えが
掲載されていました。

「無駄なのは桜を見る会。桜は自分たちで見に行けばいい」。小学4年女子

「戦争とか、けんかをしたがる。同じ地球の人なのにやめてほしい。みんながなかよく暮らしていける世界がいい」。小学2年男子

国会は学級崩壊に例えられ、
安倍首相やトランプ大統領は
子供かと揶揄されたりしますが、
子供たちに失礼ですね。

「北海道新聞」で知りましたが、
「イラン人は古典を大切にし、しばしば演説や会話に、古い詩句や格言をちりばめる」そうです。
これは古きを温ね新しきを知る、
温故知新と呼ばれるもので、
インテリジェンスそのものです。

言葉を大切にするのもイラン人。
「おしゃべり好きだが、誰もが参加できる話題を提供し、その場にいない人は批判せず、慎重に言葉を選ぶというルールを必ず守る。イランでは言葉遣いこそ必須の教養という。」(括弧内引用)

これは丸ごとそのまま、
トランプ大統領に
欠けているものですね。
自国の経済第一主義ですと、
消去法で
イラン人が大切にしているものが、
真っ先に消えてしまうものらしい。

他人事のように書いていますが、
日本も近頃は、
言葉を、古典を、
大事にしない人が増えています。
とても危険なことだと思います。

ちなみに、
あくまで新聞のコラムに
掲載されている
イラン人の美学に関する情報を
引用しているものであり、
あらゆる側面から
イランの味方を
しているわけではないです。

月並みで陳腐な表現になるのは
承知のうえで、
やはりお互いの土壌が育んだ
文化を大切にする、ということが
争いを無くすためには
必須でしょう。

相手の文化を大切にするなら、
まず自身の文化を理解し、
大切に育てていかねばなりません。
自分のところの文化を
蔑ろにするような人たちに
こっちの文化を大切にする、
という発想が在るはずがない。
と思うのは
どの文化であれ、
共通しているに違いない。

長くなるだけだからまとめるよ
君が好きだ。
季節はずれですが、
back numberの
クリスマスソング、
マジ最高っすね。
イランとアメリカも、
君が好きだで
まとまってくれないですかね。
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