お願いフルーツ「その他」
読書の記録『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
話題の本って
やっぱり読んでおかないと
いけませんね。
新聞のコラムに
何回か出てきていて、
読みたいとは思っていたんです。
英国の公立中学校に通う
息子の日常を綴るエッセイ。
著者は福岡生まれで、
パートナーが確か、
アイルランド系?だったかな。
息子さんは
アイルランド人と日本人の間に
生まれた見た目は日本人。
あるいは中国人?
公立中学校は
あまりガラのよろしい学校ではなく
いわゆる「ヘイト」も日常茶飯事。
そんな環境にあっても、
息子さんはヘイトに寄ることもなく、
ヘイトを浴びせられている友人を
遠ざけることもなく、
ほんとにできた息子さんなのです。
そんな息子さんの周囲の出来事を
著者が上手に紡ぐんですよね。
親子ともにめちゃくちゃ賢い!
一気に読み進められますが、
なかに一瞬立ち止まって、
しっかり時間をかけて、
読みたくなる箇所がちらほら。
例えば
「頭が悪いってことと無知ってことは違うから。知らないことは、知るときが来れば、その人は無知ではなくなる」
これをちゃんと言える人は
やっぱり賢いんです。
僕の周りなんかでも、
知ってることをひけらかして、
知らない人を馬鹿にする、
インテリジェンス気取りは
本当に多いですからね。
他の部分にも、
まぁ、とにかく、
いろいろと考えさせてくれる箇所が
多かったんですよね。
この本から学ぶことは
とても多かったと思います。
とはいえ、
この本を読んでから、
後輩にも貸したんです。
そうしてしばらく経ってから
英国のEU離脱がありました。
先日の京都新聞に
英国には安い賃金で、
良い仕事をする
ポーランド人の水道管工がいて、
英国人が助かっているのだが、
離脱のおかげで、
そういう人たちも英国から
いなくなってしまう、
というようなことが書いてあったので
「そんなこともあるんだね」と
私、得意気に話してみたら、
「私はあの新聞記事を読んで、
安くで働かせてやっている
ポーランド人がいなくなっちゃうから
イギリス人が困っちゃうって、
なんてイギリス人を上に置いた
上から目線の意見なんだろうって
思いましたよ。
ブレイディさんの本、
読んだくせに涌井さんは
あの記事になんにも
感じなかったんですか」
と言われてしまい、
大変恥ずかしい思いをしました。
(この後輩の言葉によって、
なぜ私が恥ずかしいと思ったか?も
この本を読めば、
おわかりいただけると思います)
私もインテリジェンスを
気取りたいだけのために
表面だけ読んでいたと
いわれても仕方あるまいよ。
本はちゃんと読まないとね。
って、そうやって、
いろいろと気づかせてくれる人が
近くにいることは
とてもありがたいことです。
誰にも何も言ってもらえない
年がら年中、カチコチに
固まっている人間ではなく、
しっかりと感覚を
しならせられる人間であるためには
ちゃんと「それは違う」と
言ってくれる友人が必要なのです。
やっぱり読んでおかないと
いけませんね。
新聞のコラムに
何回か出てきていて、
読みたいとは思っていたんです。
英国の公立中学校に通う
息子の日常を綴るエッセイ。
著者は福岡生まれで、
パートナーが確か、
アイルランド系?だったかな。
息子さんは
アイルランド人と日本人の間に
生まれた見た目は日本人。
あるいは中国人?
公立中学校は
あまりガラのよろしい学校ではなく
いわゆる「ヘイト」も日常茶飯事。
そんな環境にあっても、
息子さんはヘイトに寄ることもなく、
ヘイトを浴びせられている友人を
遠ざけることもなく、
ほんとにできた息子さんなのです。
そんな息子さんの周囲の出来事を
著者が上手に紡ぐんですよね。
親子ともにめちゃくちゃ賢い!
一気に読み進められますが、
なかに一瞬立ち止まって、
しっかり時間をかけて、
読みたくなる箇所がちらほら。
例えば
「頭が悪いってことと無知ってことは違うから。知らないことは、知るときが来れば、その人は無知ではなくなる」
これをちゃんと言える人は
やっぱり賢いんです。
僕の周りなんかでも、
知ってることをひけらかして、
知らない人を馬鹿にする、
インテリジェンス気取りは
本当に多いですからね。
他の部分にも、
まぁ、とにかく、
いろいろと考えさせてくれる箇所が
多かったんですよね。
この本から学ぶことは
とても多かったと思います。
とはいえ、
この本を読んでから、
後輩にも貸したんです。
そうしてしばらく経ってから
英国のEU離脱がありました。
先日の京都新聞に
英国には安い賃金で、
良い仕事をする
ポーランド人の水道管工がいて、
英国人が助かっているのだが、
離脱のおかげで、
そういう人たちも英国から
いなくなってしまう、
というようなことが書いてあったので
「そんなこともあるんだね」と
私、得意気に話してみたら、
「私はあの新聞記事を読んで、
安くで働かせてやっている
ポーランド人がいなくなっちゃうから
イギリス人が困っちゃうって、
なんてイギリス人を上に置いた
上から目線の意見なんだろうって
思いましたよ。
ブレイディさんの本、
読んだくせに涌井さんは
あの記事になんにも
感じなかったんですか」
と言われてしまい、
大変恥ずかしい思いをしました。
(この後輩の言葉によって、
なぜ私が恥ずかしいと思ったか?も
この本を読めば、
おわかりいただけると思います)
私もインテリジェンスを
気取りたいだけのために
表面だけ読んでいたと
いわれても仕方あるまいよ。
本はちゃんと読まないとね。
って、そうやって、
いろいろと気づかせてくれる人が
近くにいることは
とてもありがたいことです。
誰にも何も言ってもらえない
年がら年中、カチコチに
固まっている人間ではなく、
しっかりと感覚を
しならせられる人間であるためには
ちゃんと「それは違う」と
言ってくれる友人が必要なのです。