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新聞コラム記録『入口は出口、見えなければ袋小路』

新聞コラム記録『入口は出口、見えなければ袋小路』
涌井慎です。
趣味は新聞各紙のコラムを
読むことです。

2月27日。
コロナウイルスの猛威により、
各紙コラムが
権藤権藤雨権藤の如く、
どこもかしこも
コロナコロナコロナ。

気分が滅入るので
自然、権藤の間の雨のような
コラムを探してしまいます。

「北國新聞」のコラムを引用。
「行くたびに「迷子」になる場所がある。東京駅だ。いわゆる「駅ナカ」が広すぎる。」

この冒頭の一文を読み、
生まれて初めて新宿駅に
降り立ったときの衝撃を
思い出しました。

何を書いているか、
わからないかもしれないけど、
書きますよ。
いいですか、書きますよ。

駅構内を歩いていると、
行先を示す案内板が見えたんです。
同じ方向に新宿駅東口と
新宿駅西口が在ったんです。
東口と西口が
同じ方向に在ったんです。

これぞ袋小路。
「水滸伝」の祝家荘の罠に
入り込んだのかと思いましたね。
終息の気配を見せない
コロナウイルスの感染拡大も
これ、まさに
袋小路なのではあるまいか。

早くどなたかが、
誰にもわかりやすい案内板を
掲げてほしいのですが、
本来掲げるべき偉い人が、
支離滅裂だったりするのがツライ。

その偉い人の政権の
迷走ぶりを
書いているのが「山形新聞」。
以下引用します。

「現代の白州で法の正義に従って悪事をただす検察の人事を巡り、国会審議がかみ合わない。安倍政権に近いとされる検事長の定年延長は適正な手順を踏んだのか。そもそも定年延長に正当性はあるか。野党の追及に法務大臣や事務方が答えるたびに、新たな矛盾が噴き出す。」

この人たちの進もうとする道には
ちゃんと案内板が
掲げてあるのでしょうか。
掲げてあるとして、
真実が書かれているのでしょうか。

誤魔化し続ければ、
嘘も真実となり、
やがて誰もが忘れていく。
とでも書かれているのでしょうか。

せめて迷った先に
まっとうな出口があればよいのですが
コロナウイルス対策にしろ
金融政策にしろ、
あの偉い人たちのやることには
なかなか出口が見えません。

ああ、
やっぱり袋小路なのかしら。

余談ですが、
かつて腸炎を患ったとき、
看護師さんに
お尻の穴からチューブを
入れられました。

「入口のところ、
痛くありませんか?」と
しきりに聞かれたものの、
「そこは普段、
出口なんやけどなぁ、、」と
思ったんですよね。
これ以上ない余談でした。
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