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読書の記録 北方謙三『水滸伝』3巻

読書の記録 北方謙三『水滸伝』3巻
読書の記録では
3回に1回くらい、
北方謙三の水滸伝が出てきます。

いや、申し訳ない。
とにかく面白いものですから、
どんどん読み進めてしまうのです。

他が面白くないのではありません。
どうしてこんなに
どんどん読み進めていけるか、
というと、昔一度読んでいるから、
なんですよね。

言うなれば、
昔の女と再び関係をもった
というようなことです。
そんなことを
実際にしたことがないので、
私は北方水滸伝を読むことで、
擬似体験をしているともいえます。

一度関係をもった間柄ですから
ポイントはおさえているので、
すいすいと読めるわけです。
しかも、
もともと北方謙三ではない、
水滸伝のことも知っていたうえで、
15年ほど前に北方水滸伝を読み、
そして今、また北方水滸伝を
読んでいるわけですからね。

そりゃあ、
どんどん読み進められるわけで。

結末がわかっているのに、
どうして同じ本を何回も読むの?
と思われる方もいるようですが、
バカを言うんじゃありませんよ。
結末なんて些細なことですよ。

結末に至るまでが大切なんです。
結末のことだけ気にするのって
それってSEXでは、
北方水滸伝風に言うなら、
したたかに精を放てば
それでいいというような
SEXですよ。

本来愛し合うって
そうじゃないですよね。
結果として、
したたかに精を放つだけであり、
それが目的ではなく、
したたかに精を放つまでの間に
あなたと私、
仲良く遊ぶ時間こそが
大切なのですよね。

それと同じ理屈で
愛読書を読むとするなら、
結末を知っていたからといって、
なんだと言うのですか。

と力説するくらいには
北方謙三の水滸伝のことを
私は大好きです。
これから1巻読むたびに、
こうして水滸伝愛を
熱く語るので、そこのところ、
よろしくお願いします。
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