京都フルーツ
1人目の客になれなかった話
涌井慎です。
趣味はオープンしたお店の
1人目の客になることです。
2月、涌井大宴会に合わせて
「1人目の客Tシャツ」を
作りまして、
早くこのTシャツを着て
1人目の客になりたいと
思っておりました。
大物ですと、
3月21日(土)に
京都市京セラ美術館が
オープンするのですが、
残念ながら、そちらは
行けないことになっちまいました。
落胆しておりますと、
昨日の朝刊に
本日3月4日(水)から
京都高島屋グランドホールで
始まる「竹久夢二展」の広告が
掲載されていました。
高島屋グランドホール自体が
オープンするわけではないですが、
「美術展つながり」です。
それに竹久夢二のことを
私は好きなので、
展覧会の1人目というのも、
なかなか良いではないか。
ということで、
出かけてみることにしました。
「展覧会の1人目の客」を
目指すことで、副産物として、
良質の芸術作品に触れられる!!
これはなかなかの
アイデアではないか。
高島屋は10時オープンなので、
9時40分くらいに行けばいいか、
と思っていたら、
竹久夢二展は10時30分から。
となっていました。
それならば、
高島屋オープンの10時ドン!で
グランドホールの7階へ向かい、
30分待機すれば、
1人目にはなれるだろうと
思ったのですが、
高島屋自体が、
新型コロナウイルスの
感染拡大防止のため、
営業時間を10時30分からに
変更していたのでした。
10時過ぎ。
1階エントランス着。
さすがは高島屋。
オープンを待つ
お爺さまお婆さま全員に
気品があります。
この場所で俺はひょっとすると
ウイルスみたいなもの
かもしれない。
これだけ高齢者が出かけるなら
学校を休校にすることに
どれほどの意味があるのか、と
疑ってみたりもします。
さて。
とりあえず、
高島屋のエントランスには
最前列に並べたのですが、
勝負はここからです。
このお爺さまお婆さまのなかに
竹久夢二展へ直行する人は
どのくらいいるのでしょうか。
それにライバルは
ほかのエントランスにも
いるはずです。
とにかく私は
扉が開いたら、
急いで上りエスカレーターを
探し早歩きをするしかない。
本来はエスカレーターは
歩いてはいけないことくらいは
知っています。
そのくらいの気持ちで、
ということです。
もう少し普段から
高島屋に来ていたら、
どこにエスカレーターがあるか
わかるのに!!ガッデム!!
気ばかり焦りながら、
この文章を書いています。
10時28分。
高島屋レディーが扉を開けました。
さっそく入ろうとする
上品な淑女Aを手で制し、
高島屋レディーが話し始めました。
「本日は京都高島屋へ
お越しいただき、
誠にありがとうございます。
オープンまで今しばらく
お待ち下さい」。
手話付きで挨拶をする
高島屋レディーも
マスクを着用しておりました。
挨拶を終え、
再び扉が閉まると、
後ろに並んでいる
上品な淑女Bが
「声が小さいうえに
マスクしてはるからねー」と
おっしゃっておりました。
10時30分。
扉が開く。
私は早歩きで
エスカレーターへと向かいました。
さっきスマホで
フロアマップを
チェックしておいたのです。
上品な淑女たちを置き去りにして
私は駆けました。
(本当は早歩き)
エスカレーターにin。
2階、3階、4階。
上がるたびに直立の店員が
「いらっしゃいませ」と
会釈をします。
そんなに気を使わなくても
ええのやで、と思いつつ、
この徹底されたご挨拶ときたら
たまらなく気持ちいいのです。
7階着。
思ったより広い。
竹久夢二展はいずこ。
いまのところ、
店員の姿しか見えないが焦る。
見つけた。
あそこを左に曲がれば
入口があるらしい。
急いだ。
左折。
入口を見つけました。
しかし、
入口でチケットを受付に手渡す
おじいちゃんの後ろ姿も
一緒に見つけました。
すでに入っている
上品な淑女たちの姿も見えました。
エレベーターを
使うべきやったか。。
京都高島屋7階グランドホールで
今日幕を開けた
「竹久夢二展」の1人目の客は
私ではありません。
趣味はオープンしたお店の
1人目の客になることです。
2月、涌井大宴会に合わせて
「1人目の客Tシャツ」を
作りまして、
早くこのTシャツを着て
1人目の客になりたいと
思っておりました。
大物ですと、
3月21日(土)に
京都市京セラ美術館が
オープンするのですが、
残念ながら、そちらは
行けないことになっちまいました。
落胆しておりますと、
昨日の朝刊に
本日3月4日(水)から
京都高島屋グランドホールで
始まる「竹久夢二展」の広告が
掲載されていました。
高島屋グランドホール自体が
オープンするわけではないですが、
「美術展つながり」です。
それに竹久夢二のことを
私は好きなので、
展覧会の1人目というのも、
なかなか良いではないか。
ということで、
出かけてみることにしました。
「展覧会の1人目の客」を
目指すことで、副産物として、
良質の芸術作品に触れられる!!
これはなかなかの
アイデアではないか。
高島屋は10時オープンなので、
9時40分くらいに行けばいいか、
と思っていたら、
竹久夢二展は10時30分から。
となっていました。
それならば、
高島屋オープンの10時ドン!で
グランドホールの7階へ向かい、
30分待機すれば、
1人目にはなれるだろうと
思ったのですが、
高島屋自体が、
新型コロナウイルスの
感染拡大防止のため、
営業時間を10時30分からに
変更していたのでした。
10時過ぎ。
1階エントランス着。
さすがは高島屋。
オープンを待つ
お爺さまお婆さま全員に
気品があります。
この場所で俺はひょっとすると
ウイルスみたいなもの
かもしれない。
これだけ高齢者が出かけるなら
学校を休校にすることに
どれほどの意味があるのか、と
疑ってみたりもします。
さて。
とりあえず、
高島屋のエントランスには
最前列に並べたのですが、
勝負はここからです。
このお爺さまお婆さまのなかに
竹久夢二展へ直行する人は
どのくらいいるのでしょうか。
それにライバルは
ほかのエントランスにも
いるはずです。
とにかく私は
扉が開いたら、
急いで上りエスカレーターを
探し早歩きをするしかない。
本来はエスカレーターは
歩いてはいけないことくらいは
知っています。
そのくらいの気持ちで、
ということです。
もう少し普段から
高島屋に来ていたら、
どこにエスカレーターがあるか
わかるのに!!ガッデム!!
気ばかり焦りながら、
この文章を書いています。
10時28分。
高島屋レディーが扉を開けました。
さっそく入ろうとする
上品な淑女Aを手で制し、
高島屋レディーが話し始めました。
「本日は京都高島屋へ
お越しいただき、
誠にありがとうございます。
オープンまで今しばらく
お待ち下さい」。
手話付きで挨拶をする
高島屋レディーも
マスクを着用しておりました。
挨拶を終え、
再び扉が閉まると、
後ろに並んでいる
上品な淑女Bが
「声が小さいうえに
マスクしてはるからねー」と
おっしゃっておりました。
10時30分。
扉が開く。
私は早歩きで
エスカレーターへと向かいました。
さっきスマホで
フロアマップを
チェックしておいたのです。
上品な淑女たちを置き去りにして
私は駆けました。
(本当は早歩き)
エスカレーターにin。
2階、3階、4階。
上がるたびに直立の店員が
「いらっしゃいませ」と
会釈をします。
そんなに気を使わなくても
ええのやで、と思いつつ、
この徹底されたご挨拶ときたら
たまらなく気持ちいいのです。
7階着。
思ったより広い。
竹久夢二展はいずこ。
いまのところ、
店員の姿しか見えないが焦る。
見つけた。
あそこを左に曲がれば
入口があるらしい。
急いだ。
左折。
入口を見つけました。
しかし、
入口でチケットを受付に手渡す
おじいちゃんの後ろ姿も
一緒に見つけました。
すでに入っている
上品な淑女たちの姿も見えました。
エレベーターを
使うべきやったか。。
京都高島屋7階グランドホールで
今日幕を開けた
「竹久夢二展」の1人目の客は
私ではありません。