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新聞コラム『細菌、いい咳で感染してしまう』

新聞コラム『細菌、いい咳で感染してしまう』
涌井慎です。
趣味は新聞各紙のコラムを
読むことです。

3月6日。
「西日本新聞」が今年の春を
「三重苦」と表現していました。

一つめは
スギ花粉の飛散ピーク。
飛散は悲惨です。

二つめは
花粉があるのにマスクがない。
トイレットペーパーは
デマのようですが、
マスクは相変わらず
足りていないのです。

三つめは
周囲の冷たい視線です。
電車やバス、飲食店で
咳き込んだり
クシャミしたりすると、
露骨に嫌な顔をされるとか。

住みにくい世の中になりましたね。

そういえば最近は
「最近」が「細菌」
「交代」が「抗体」
「観戦」が「感染」
「席」は「咳」に変換されがち。

最近、いい席で観戦したのに
細菌、いい咳で感染してしまう。

新型コロナウイルスの
感染拡大によって
変化しているのは
パソコンの変換機能だけではなく、
世界の挨拶事情にも
変化があるのだと、
「東京新聞」に書かれていました。

以下括弧内引用。
「フランスでは握手が、ほおを合わせるあいさつとともに減った。海外の通信社によると、イタリア政府は握手の自粛を呼びかけるという。中東などでも同様のことが起きている。アラブ首長国連邦は鼻同士を接触させる伝統のあいさつを控えるよう呼びかけたそうだ。」

そういえば、
イタリアはハグやキスも
禁止したのではなかったかしら。
文化さえも変えてしまう、
新型コロナウイルスです。

同じ「東京新聞」では
「新たな握手」についても
話題にしています。

以下括弧内引用。
「中東のニュースサイトが、政治的に緊張関係にあるイスラエルとパレスチナ自治政府が肺炎対策で協力を始めたと報じている。」

共通の難敵に対して、
利害を越えて立ち向かい、
やがて友情が芽生えるのは
少年マンガの王道ですよね。
マンガのようには
うまくいかないものでしょうけど、
どこかでウォーズマンも
バッファローマンも
正義超人になったあの展開を
期待してしまうのは
いけないことでしょうか。


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