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読書の記録 北方謙三『水滸伝』四巻

読書の記録 北方謙三『水滸伝』四巻
青春を感じたとき、
私は北方謙三の水滸伝を読む。
そう決めているわけではなく、
なんか、
そうなっているみたいです。

一度目は
卒業してバンドやめて、
1人でお芝居みたいなことを
始めた頃に読んでいました。

二度目が今です。
近頃やたらと、
私はいま、生きているって
思うんですよね。
これこそ青春ではありませんか。

青春って
別に思春期に
限定されるものではなくて、
高校野球に限らず、
白球を追いかけてたら、
不惑を過ぎても青春でしょう。
いや、別に白球は
追いかけていないんですけど。

白血球やら赤血球やら
体の中のものの数値を
追いかけています。

白柳?赤柳?
いや、黒柳徹子さんが
「いまがいちばん若い」と
おっしゃっていました。
たぶん、黒柳さんも、
いま青柳春子さんなんですよ。
きっと。

そういう気持ちでいるときに
私は北方謙三の水滸伝を
読むようにできているらしい。
だから、このまま、
青春を感じ続けたら、
私は全19巻を読み終えたところで
さっそくまた1巻から
読み直すのかもしれません。

4巻は旅する宋江が
黒旋風李逵と
出会う場面があります。
青蓮寺に狙われて、
絶体絶命になるわりには
なんかほのぼのしているのは
李逵の純真さゆえでしょうか。
一緒に仕事するのは
絶対にイヤですけどね。

ああいう純真さは
どこかに置いてきてしまった。
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