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読書の記録『つまずきやすい日本語』

読書の記録『つまずきやすい日本語』
「つまずきやすい」っていうのが
いいんですよね。
「間違いやすい」とか、
「勘違いしがちな」とか、
「正しい」とかでもない。
「つまずきやすい」んです。

少し前に読んだ本なので、
恥ずかしながら
記憶が曖昧なのですが、
例えば
「ら抜き言葉」も
はなっから否定したりしない。

時代とともに
変わりゆくものである、
という前提があるうえで、
話を進めていくのが
心地いいのです。

かといって、
日本語はどんか使い方を
しても間違いではないのか、
といえばそんなことはない。

つまずきやすいところを、
その「つまずきやすさ」を
感じながら、
かつ、
つまずかないようにするには
どうすればいいのか、
どう考えればいいのか、
そういう指針を示してくれます。

著者の飯間浩明さんは
Twitterでちょこちょこ、
tweetが回ってきて、
そのたびに
面白い人だなーと感心しており、
そのタイミングで、
ジュンク堂書店が閉店すると知り、
本棚を物色していたら、
この本を見つけたので、
やや運命を感じたものですから、
手にとってみたところ、
やはり、私の感じた予感は
本物だったということがわかり、
ダイアモンドだったという話です。

日本語っていう、
やっかいな言葉を
好きになってしまったからには、
読むべき一冊。
好きになりたい人にも
オススメです。
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