お願いフルーツ「その他」

ハードルさって何さ

ハードルさって何さ
言葉というものは
時代を経るごとに
変化していくものだから、
この言葉は誤用だ、間違いだ、
使い方が逆だ、
などということばかり
言うのはあまり、
好きではないのですが、
変化していくものなのだから
間違ったっていいじゃないか、
ということにはなりません。

変化にも理由があるのです。
変化を理由にしてはいけません。

細かいことを
いちいちうるさいねー。
という人には
書く仕事に携わる資格が
無いのではないかと思います。

何度か書いている気がしますが、
最初の分岐点での分かれ道は
1mしか離れていなくても、
そこから別々の道を
5kmほど歩いていけば、
もうお互いに見えないくらいに
離れ離れになってしまうものです。

分岐した角度は何度だったのか、
とか、そういう話をしだすと
私にもよくわからなくなるので
書きませんが、
ともかく、ちょっとした間違いを
ちょっとした間違いで
すましてしまうと、
時代の変化だから仕方ない、
などと言ってしまうバカが
増えてしまうのです。

少し前に
インターネットで見つけた記事を
少し引用します。

「YouTuber進出を試みたお笑い芸人たちは、予想以上のハードルさに苦しんでいます」

芸能事務所関係者の言葉として
紹介しているのですが、
もし仮にその芸能事務所関係者が
このままの言い方を
していたのだとしても、
記事にするなら、
「ハードルさ」は無いでしょう。

なんですか?
「ハードルさ」って。

ハードルときたら、
そりゃあ「高さ」に
決まっているでしょう。
今の時代は
わかりきったことは
省略するんですよ。

ということなのだとしたら、
私は随分時代遅れに
なってしまっているのかしら。

ついでながら、
「YouTuber進出」も
気になるところではあります。
本来なら、
主戦場をYouTubeに移して
YouTuberとして活動するのだから
「YouTube進出」ではないの?
と思うのですが、
これについては、
まだ「時代ですから」が
納得できないこともありません。

しかし、
「ハードルさ」はダメでしょう。
予想以上のハードルさに
驚いてしまいました。
もちろん、高さではなく低さにです。
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