Blog

山鉾旋風脚 開催前回想①

山鉾旋風脚  開催前回想①
2018年もめでたく始まり、正月休みボケした頭でイベント準備を進めていますが、ここにきてイベントへの気持ちを整理するためにも文章を書こうと思います。

まず初めに言いたいのは、山鉾旋風脚2018の出演者について、みんな出演を快諾してくれてめちゃめちゃ感謝しているぞ!!という事。

でも、なんで陰陽で開催しないのか?という事と、まだまだ呼びたかったバンドが山ほどいるぞ?という葛藤があった事。この2つについて言い訳では無いけれど書き記します。

ネガポジで開催しなかったのは、周りから見たら大した理由ではないのかもしれません。

ただ僕は、あの場所と、あの場所で過ごした時間を今でも大切に思っていて、現在の陰陽スタッフも同じように自分たちの大切な場所として今を楽しんで過ごしている。僕らがそうであったように、前の時代の人達が我が物顔で踏み込んできたら面白くないだろうなと考えました。

これは丸太町から移店するって知らせを聞いた時にも考えました。※最初は「閉店」するって話だったし。今すぐ飛んで行って何か出来ることは無いか~っ!!と思ったんです。

でも、自分達が陰陽で日々頑張ってた時に、そんな過去の奴が突然現れたらどんな気分やろか?と思い留まりました。何より音楽から離れてる自分に出来る事なんてなんも無いわ... という力の無さを悲しいほど自覚してたからでもありました。

僕がいた頃の出演者たちが移店を惜しんで陰陽に集まっている際も、そんな気持ちがあって顔を出せずにいました。

どうにか最終日ギリギリで飲みに行って、引っ越しの解体も手伝いました。解体・引っ越し作業では案の定、現在のスタッフたちが楽しそうに働いてて、とても頼もしく、また懐かしく感じました。

そんなわけで、

【今の陰陽は今のスタッフが楽しんでる!!】

というのが今回陰陽で開催しなかった理由だと思います。

あの場所で僕がイベントを主催するなら、元ブッカーではなく、バンドマンとしてデモテープを送ってブッキングで出演して今のスタッフ達と時間を共有してからだ!と。自分だったらその方がテンション上がったし信頼して一緒にイベントが出来たと思うし、いつかそんな感じで一緒にやりたい。



まだまだ呼びたかったバンドが山ほどいた事については、もうワガママです。一週間くらい開催しても集合してほしい全員は集められないと思います。

言い出したらきりがないほど沢山の出演者が当時いてくれて、今回はそんな中でも毎月のように出演してた連中で、毎週のように飲みに来てた奴で、おまけに今も音を鳴らしてるバンドマンに集まってもらいました。この括りでも同じような奴の顔はまだまだ沢山浮かびます。そして単純に出演してほしいだけなら、現在も一緒に音楽したり仕事したり遊んだり、周りにいてくれる陰陽に出演してなかった沢山の人達も含まれてしまいます。

ともあれ、山鉾旋風脚という祭りは、今回のメンツでどーーーーんと再開させて頂きます!!

ちょうど今、進行表を作っていますが、本当に楽しみでなりません。このイベントを通して、専業ミュージシャンも兼業ミュージシャンも関係なく面白くなるのはこれからや~ という、どこに向かって言ってるのかわからないし意味も根拠も無い叫びを上げようと思ってます。


今でも、たったの二年程だった当時の事を思い出します。

あの途方もない楽しい時間や、熱気や、失敗があったから、現在の自分の周りの人々や状況が続いているのだと思います。10年という月日が流れている事に今更ながら驚いていますが、楽しかった頃の思い出を掘り返して開催するからには、より楽しい思い出にすんぞ!と張り切っております。当時を知る人も、そうでない人も、改めて同じ時間を共有できればと思いますので、皆様是非遊びに来てください!


あ、【田中のおごり券】付きのフライヤーを配布しております、これ持ってきたら前売り扱いにする上に、田中が一杯奢ります!

出演者がフライヤーを回収して当日僕に渡して来ない事を祈ります。
TOP